Technical issue 定点観測画像記録発信システム
定点観測画像記録発信システム「ListCam version1.8」   製作著作:Muse Ishikawa
●対象OS: Windows95/98/NT 日本語版
             32bit OCX が利用できること。
             Video for Windows が利用できること。
             インストール時には \windows\system に
             MFC40.DLL 、MFC42.DLL 、MSVCRT.DLL が存在している事が必須。
●対象機種: PC/AT互換機
●画像形式: 24/8 Bitフルカラー JPEG画像ファイル、解像度可変、画像縮小拡大倍率可変

●他に必要な機材:ビデオカメラやCCDカメラ、VFW準拠ビデオキャプチャカード

●用途: ・工事現場 ・自然観察 ・研究機関 ・環境監視 ・農場管理 ・港湾管理
          ・駐車場   ・道路管理 ・気象観測 ・飼育施設 ・倉庫管理 ・成人産業

●サポートURL: http://210.154.50.232/listcam/
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■ 著作権
    1) 本ソフトの著作権は Muse Ishikawa が有します。
  2) 本ソフトは自由にコピーし、使用なさってかまいません。
    3) 本ソフトの転載、掲載に関しては、転載・掲載場所ご通知下さい。
    4) 雑誌、CDROMへの掲載も歓迎いたしますが、事前にご通知下さい。
    5) 本ソフトを利用して課金することはご遠慮下さい。
    6) 本ソフトを利用したWebサイトは是非お知らせください。リンク集に掲載
       させて頂ければ幸いです。
    7) 本ソフトの商利用、バンドルについては、企画を検討の上個別に対応致します。
    8)テロ支援国家、紛争当事国、米国国防省の利用はお断りします。
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■ 免責事項
    1) 本ソフトを使用して発生したいかなる障害にも一切の責任を負いません。
       また作者は不具合修正には可能な限り対応しますが義務は負いません。
    2) 仕様は予告なく変更されます。
    3) 人身生命財産に関わる用途にお使いになり損害が生じても関知いたしません。
    4) サポートはメールや掲示板にて可能な限り行いますが、OSに由来する質問に
       はお答えしかねる部分が多い事をご了承下さい。
    5) 違法な用途に利用されることについては、作者は関知しようがありません。
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■ 商用・業務利用について
 ListCam を業務で使用したいとか、企画にバンドルしたいとか時々お問い合わせを
頂いておりますので、ここで一般的な私の考えについてお応えさせて下さい。

 ListCam はそれを使った方が便利だと感じていただける事を目的に製作しています。
法人が直接利益を得る為に製作したソフトではありません。しかし性能も安定して来ま
したので、ver1.8より「ListCam自体の販売禁止」「映像への課金禁止」「コピーライト
の明示」等を条件に今後は商用利用も可能とさせて頂きます。システムとしての販売や
顧客のサイト構築の一部に利用する事も構いません。是非ご連絡下さい。ただ、サポート
や著作権、免責事項については従来通りですのでご了承下さい。

 なお、法人での利用であっても、社員が個人的に本人の業務で使用する場合はなんら
制限はございません。大いに利用し、得して頂けると幸いです。また取得した企業が地
域の情報発信の為に自らインターネットWeb等に画像を供給する用途については、公
共性のある直接的利用として、ご自由に使って頂いて結構です。 また教育機関、研究
機関での使用にも自由にご利用いただいて結構ですし、再配布も自由です。必要であれ
ば、ソースリストの利用もご自由にどうぞ。さまざまな場所での利用に際し、ご意見な
どフィードバックして頂けると至高の喜びです。
 
本ソフトは Microsoft Visual Studio 97(VisualBasic 5.0)にて作成しました。
なお、MS社製以外の使用外販OCXには以下の物が含まれております。

LEAD32.OCX	LEADTOOLS OLEカスタムコントロール  (C)文化オリエント株式会社
VideoCap.OCX    Video Capture OLE Control Copyright (c) 1996 ABI(IICCJ)
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form1
System clock 表示
現在の時刻を500msec間隔で取得して表示します。取得間隔を1/2秒にすることで、常駐時の
負荷を大幅に軽減しています。

ACTIVE/STANDBY 表示
現在のListCam全体の状況を表示します。Active チェックボタンが ON になっていればACTIVE
の表示ですが、動作時刻指定タイマーがpartを選択していると、待機時間中は TIMER STANDBY
表示に変わります。

Next Live Capture 表示
次のライブファイルのキャプチャ時刻を表示します。Activeチェックやファイルイネーブルや
キャプチャインターバルを操作するとカウントがリセットされ、その時点からの次回時刻を
再計算表示します。

Next Histroy Capture 表示
次の履歴ファイルのキャプチャ時刻を表示します。Activeチェックやファイルイネーブルや
キャプチャインターバルを操作するとカウントがリセットされ、その時点からの次回時刻を
再計算表示します。

複数起動時の起動番号表示
(V0)や(V1)と表示され、複数起動した場合の起動添え字「ListCam.exe 1」などを表示します。
複数起動の際の添え字はショートカットのプロパティに記述するか、「ファイル名を指定して
実行」のテキストボックスに記述して下さい。なお、同一ビデオドライバーに対する複数起動
は Video for windows のレギュレーションにより不可能です。ドライバーの異なるキャプチャ
デバイスをご利用下さい。

Live capture Interval
秒単位のライブキャプチャ時間間隔を設定します。

History Configuration Interval
履歴間隔を設定します。3つのプリセットの他、手動でキャプチャ間隔を設定出来ます。

DigiCame ボタン
ListCam をデジカメとして使う場合のリアルタイムシャッターボタンです。
ライブ/履歴キャプチャとは無関係に画像をキャプチャし、起動フォルダ(カレントディレクトリ)
に通し番号のついた Li*****.jpg という名前のファイルとして保存します。最大番号は
1024です。欠番が有ればそれを使います。

デバイス選択オプションボタン
TWAINとVFW(video for windows)のどちらかをチェックすることで、入力デバイスを選択します。
TWAINは640×480以上の画像領域が確保出来るデバイスに限定です。

デバイス選択リスト
TWAINとVFW(video for windows)それぞれのデバイスドライバーを選択します。
ここに表示されないキャプチャデバイスドライバーは基本的に利用不可です。

Active チェックボタン
ここをチェックすることで、ファイル生成の有無を指示出来ます。

Start on Task Tray チェックボタン
起動と同時にタスクトレイに自動的に常駐して稼働します。稼働中はキャプチャ時に
アイコンの目が赤く光ります。


Set Task Tray ボタン
ここのボタンをクリックすると、ListCam は手動でタスクトレイに常駐を開始します。
自動常駐と同一の処理です。

Quit ボタン
ListCamを終了します。設定された内容は、自動的に設定ファイルに保存されます。「×」
ボタンと同一の処理ですので、どちらで終了しても結構です。なお、終了確認ダイヤログ
は表示しないようにしてますので、いきなり終了します。

Preview ボタン
Video for windows のビデオ画像をダイレクト表示します。PCIバスのカードでオーバ
レイ表示が可能な場合は、自動的にオーバーレイ表示に切り替わります。

Capture now ボタン
設定時刻に関わらず、現時点でキャプチャを行います。テストや強制キャプチャに利用
して下さい。タイマーイベントと同一の処理を呼んでいます。

Video format ボタン
ビデオキャプチャドライバーのフォーマットダイヤログを呼び出します。これによって
表示されたダイヤログはドライバーの物で、ListCam の管理下にはありませんのでご注意
下さい。

Video source ボタン
ビデオキャプチャドライバーのソースダイヤログを呼び出します。これによって
表示されたダイヤログはドライバーの物で、ListCam の管理下にはありませんのでご注意
下さい。

Load ini Data ボタン
カレントディレクトリのlistcam18*.ini に保存された設定を読み込みます。

Save ini Data ボタン
カレントディレクトリのlistcam18*.ini に現在の設定を保存します。

Full/Part Operation time オプションボタン
作動時間帯の設定オプションです。Full/Part のどちらかで動作させます。Part を選択する
と、Start/End の作動開始と終了の時刻指定が有効になります。時分の4ケタで指定して
ください。16時30分を指定する場合は「1630」です。厳密なエラーチェックはありませんの
でご注意ください。
form1
Live capture file
ライブキャプチャ用のファイル群です。このファイルは履歴系と違い、常に同じファイル
名で生成されますので履歴ファイルのモニターや単純なWebページへの貼り付けに使え
ます。3種類ありますので、用途を分けて使用すると便利です。名称はそれぞれ推奨する
用途を表していますが、ファイル仕様に区別はありません。

Live Directory Path
3種類のライブファイル群を保存するドライブディレクトリを記述します。Webやイン
トラネットの場合はネットワークドライブとして Windows95/98 に事前に割り当てる設定
を行って下さい。「\\」指定によるネットワークホスト名での記述も可能です。
ファイル名チェックボタン
ここをチェックすることで、ファイル生成の有無を指示出来ます。
Filename
保存するファイル名を記述してください。裏技として、ここにディレクトリパス名も記述
することで、さらに別の階層に保存させる事も可能です。ただしディレクトリの存在チェック
はされませんので、あらかじめ存在している事を確認して下さい。

Histrical capture files
履歴画像ファイル群を収納するディレクトリを設定します。親パスの下に1と2の子パス
が接続されます。子パスはそれぞれ独自に日付書式機能を持っているので、日付毎にファ
イルを分類する時に利用します。この子パスは、ディレクトリが無ければ自動生成されます。
子パスは 親\子1\子2\JPGfile と並びますので、それぞれを省略すると、後の
パスが詰められます。また、ライブ画像ファイル群とは独立したパス指定が可能ですので、
履歴保存用ドライブを分けたり、別サーバーに保存することも出来るでしょう。このディ
レクトリは、2種類の画像ファイルに対し、それぞれ指定できます。サムネイルと実画像
を分離して保存するのに便利です。表示が変化しますので、色々記述し設定してみると、
一目で設定方法が判ります。

Hist Directry Path
履歴画像ファイル群を保存する親ディレクトリパスを記述します。デフォルトで記述が無
い場合は、ライブ画像ファイル群と同一の物が初期値として設定されます。(ここだけ記
述無しにはできません)
Header
子ディレクトリ名の冒頭文字を設定します。日付書式設定が無い場合には、この Header
と後述の Footerがつながれたものがディレクトリ名になります。
Date
履歴保存子ディレクトリの現在日付に即した日付文字列が代入されます。yy=年号 mm=月
dd=日 null=無し を表しています。必要な組み合わせを選択してください。
Footer
子ディレクトリ名の末尾文字列を設定します。
ThumbFooter
サムネイル用子ディレクトリとして、さらに末尾に文字列を付加して、別ディレクトリと
することが出来ます。デフォルトでは "_" が代入されます。
Histrical file
履歴画像ファイル群のファイル名を指定します。年月日時分秒の書式で生成することが出
来ますので履歴管理が容易です。2種類のファイルをそれぞれ生成しますので、各個用途
に合わせた設定をして下さい。推奨としては、原寸画像とサムネイル画像という使い方が
便利です。
Header
履歴ファイル名の冒頭文字列を設定します。
Date
履歴ファイル名に現在の日付を取り込みます。
Time
履歴ファイル名に現在の時刻を取り込みます。
Footer
履歴ファイル名の末尾文字列を設定します。拡張子は必ず".JPG "となり、記述不要です。
+ThumbFooter
サムネイル用画像のファイル名は、原寸ファイル名の末尾にさらに文字列を付加して設定
します。
ファイル名チェックボタン
ここをチェックすることで、ファイル生成の有無を指示出来ます。このチェックがどれもされて
いない場合は、mainフォームの該当表示がSLEEPになります。
form1
form1 矩形範囲を指定して画像処理を掛ける。 マウスをドラッグせずにクリックすると画像全域が指定対象になる。 指定範囲の効果確認はプレビューボタンをもう一度クリックするか、フォーカスを再度与えることで可能です。
Image configuration
このグループは5種類のファイル保存の際のJPGフォーマットの設定を行います。

Color Depth
保存画像の色数をビットで指示します。フルカラーの場合は 24bit モノクロの場合は
8bit です。
Zoom
拡大縮小倍率を%で設定します。設定範囲は 1%〜200% です。
Qualitu
JPG画像の品質・圧縮率を設定します。範囲は 2〜255 サムネイルでは 50、通常の画像では
25 程度が良いでしょう。実際に設定を変えて、変化を確認するのが一番です。

Effect
取り込んだキャプチャ画像に対し、各種画像処理を施します。

Sharpen
画像のシャープネスを向上します。画像がボケ気味の時に若干効果が有ります。
設定値は800程度が違和感の無いシャープネスの上限です、それ以上だとザラついた画像に
なってしまいます。
Intensity
ヒストグラムテーブルを調整し、コントラストを改善します。通常のコントラスト調整と
違い、画像階調の劣化がありません。
Mirror
このボタンをチェックすると、画像を鏡像変換します。鏡に写した被写体や、特殊な状況
下での撮影に便利です。
Flip
このボタンをチェックすると、画像を上下反転します。回転ではありませんので左右は逆に
なります。180度回転とMirrorを組み合わせた場合と同じです。
Invert
このボタンをチェックすると、画像をネガ反転します。矩形範囲指定が有効です。モザイク
と併用すると怪しさが倍増します。
Median
設定値のピクセル範囲でヒストリサイステーブルの平均化を行います、スポットノイズ除去に
最適です。全体をぼかすAverageとは処理が異なり、ピントの芯が残りますのでシャープネス
処理などが有効です。
Oilify
画像を油絵風にします。処理に時間が掛るので(Pentium450Mhzで640×480で8秒程度)
キャプチャ間隔が短い場合は利用出来ません。
Mosaic
設定値のピクセル単位で画像にモザイク処理を行います。
Average
画像をぼかします。
Ganmma
画像全体のガンマ補正を行います。中心値は 100 です。
Preview
このページでプレビュー表示を行うと、マウスによる画像処理の範囲指定が可能です。
矩形範囲を指定してその中だけにモザイクを掛けたりする事が出来ます。広告看板を隠し
たい場合や個人住宅の窓が被写界に入る時などは有効でしょう。

Color Ganmma Corect for all capture image
各色のガンマ補正を個別に行います。RGB/CMYK どちらの方法でもOKです。色毎の濃度
調整とお考えください。Disable で無効にできます。標準値は 100 です。

Option Angle
画像の回転を行います。範囲は 0度〜360度。カメラを傾けたり逆さまに設置したときに
は便利です。90度や270度に設定し、ビデオカメラを横に倒して縦形の画像を作る事も可能です。
form1
form1 矩形範囲を指定してスーパーインポーズを掛ける。 マウスをドラッグせずにクリックすると画像全域が指定対象になる。 指定範囲の実際の効果確認はプレビューボタンをもう一度クリックするか、フォーカスを再度与えることで可能です。
Time stamp
画像に対し、タイムスタンプやキャプションをスーパーインポーズすることが出来ます。
画像の生成年月日時分秒や著作権表示、撮影状況などを焼き込みます。WindowsNTでは
機能しないとの報告を受けています。

DateSeparater
年月日の各項目のセパレータを指定します。初期値は "/" です。
TimeSeparater
時分秒の各項目のセパレータを指定します。初期値は ":" です。
Header
冒頭文字列を記述します。次項目とは半角スペース1個空きます。
Date
年月日を指定します。
Time
時分秒を指定します。
Footer
末尾文字列を記述します。文字列中に「\n」を書込むとそこで改行処理が行われます。

Text ebable
文字列をスーパーインポーズする画像を指示します。3種類の画像に対し設定でき
ますがサムネイル用と称している画像2種類については、スーパーインポーズ出来
ません。
TxtPos
焼き込み文字列の画像範囲に対する位置(アラインメント)を指定します。

Font Color
焼き込み文字列の色を指定します。アンダーバーボタンでフォント書体指定ダイヤ
ログボックスが開きます。
Preview
このページでプレビュー表示を行うと、マウスによるスーパーインポーズの範囲指定が
可能です。範囲指定は画像処理のプレビューと別に処理されます。
TextStyle
スーパーインポーズする文字列の焼き込み方法をリストから指定します。3Dエフェクト
で影を付けたりする事も出来ます。影は、文字列本体の濃度に合わせ、黒か白になります。
昼と夜で濃度の違う画像などには、このチェックをONにすると、文字が見やすくなります。

Logo Image filename
合成する画像のファイル名をフルパスで指定します。ダイヤログボックスで選択も可能です。
Image Mask filename
合成する画像のマスク画像のファイル名をフルパスで指定します。
Use image mask チェックボタン
合成する画像のマスク画像を使う場合にはチェックします。
Img ebable
ロゴマークをスーパーインポーズする画像を指示します。3種類の画像に対し設定
できますがサムネイル用と称している画像2種類については、スーパーインポーズ
出来ません。
ImgPos
ロゴマーク画像の画像範囲に対する位置を指定します。
Ajust position
合成画像の合成位置の微調整をピクセル単位で指定します。TOPは上からの位置、leftは
左からの位置です。

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