ピケティ『21世紀の資本』たまむすび
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ニューディール政策で金持ちに税金 第二次世界大戦の時には90%に
1960年ぐらいまでいろんな形でずっと再分配して「中流」というものが生まれた
フォードは共産主義が嫌いだった、一般の給料の2倍以上にし
労働者を中流にすることで、余裕を持って車を買う消費者にした
1980年ぐらいまで日本って金持ちに対する税金は最高で75%だった
大企業に対しては法人税は50%だった
だから、日本は1970年ぐらいに「1億総中流」って言われた
2006年以降長者番付は発表されてない
金持ちばかりが金持ちになって、貧乏人にはいつまでたっても貧乏のまま
強制的に国が法律でそれを平等にするように力をかけなければ絶対に中流は生まれない
富の再分配をするしかない
モノポリーって大恐慌の時に破産した人が作ったゲーム
起業家が暴走して勝手なことをやり続けると完全な独裁になってその人以外の経済活動が全部潰されてしまう
倍の差をつけたらどうなるか?っていう実験をこの映画の中ではする
最初からどんどんどんどん物件を買える人と全然買えない人に分かれる 絶対に逆転が起こらない
で、逆転が起こらない状態でゲームをしている人はどうなるかっていうと、
最初から倍のお金をもらった人が、最初からお金をもらっていなかった人をバカにするようになる
サディスティックにいろんな不動産とかを買って、最初にお金を持ってなかった人を追い詰めていくような態度を取る
3年間にダウ平均1.5倍ぐらい 1億円を持っている人はそれが1億5000万円になっている
1億円を持っている人は何もしなくても、年収が1600万円
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貯蓄は善行、投資も善行とすると→金融や不労所得自体は悪ではない?
大企業も金融や投資で利益を上げる、周りがやっていると参加せざるを得ない
何が駄目か→格差が駄目である、適切に再分配 本業回帰
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ニューディール政策
国家が市場を統制して人々を保護し、また公共事業を積極的に推進して雇用を創出
「金本位制」を停止 政府が通貨を発行する「管理通貨制度」
預金者を保護するための「連邦預金保険公社」の設立
銀行を安定して経営するために証券と分離させる「グラス・スティーガル法」
「農業調整法(AAA)」を制定 農業生産量を政府が管理
「ワグナー法」を制定し、労働者の「団結権」「団体交渉権」「ストライキ権」
市場原理を重視する大企業などの反発
後世の研究者たちからも、不況脱出の決め手とはならなかったという指摘がある
世界恐慌前の水準を超える決定打となったのは、アメリカの第二次世界大戦への参戦と